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公道走行可能な電動アシスト自転車はどれ?購入前に知るべき基準

電動アシスト自転車を購入する際、【公道での走行が可能かどうか】は重要なポイントです。特に、型式認定やアシスト比率などの法律的な基準を理解しておくことが、安全で快適な利用につながります。
この記事では、公道走行が可能な電動アシスト自転車の基準や確認方法について、わかりやすく解説します。また、購入前にチェックすべきポイントや注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
公道走行可能な電動アシスト自転車は?条件は主に2つ

電動アシスト自転車の購入を検討している方にとって、「公道で走行できるのか?」というのはとても気になる点でしょう。
実際、法律や基準が複雑で、どのモデルが適法なのか判断が難しいと感じることもあるでしょう。ここでは、日本の道路交通法における電動アシスト自転車の基準や型式認定制度、アシスト比率の具体的な数値などをわかりやすく解説します。
電動アシスト自転車のうち、公道走行可能かはどう判断したらいい?2つのポイント
1.型式認定されていること
2.アシスト比率の基準を超えていないこと
型式認定されていること
電動アシスト自転車が公道を走行するためには、型式認定を受けていることが必要です。

「TSマーク」は、自転車の安全性と保険の付帯を示す制度です。公益財団法人日本交通管理技術協会が運営しており、自転車安全整備士が点検・整備した普通自転車に貼付されます。このマークには、傷害保険や賠償責任保険、被害者見舞金(赤色TSマークのみ)などの保険が付帯されています。自転車の安全性を確認し、万が一の事故に備えるための重要な目印となります。
アシスト比率の基準を超えていないこと
電動アシスト自転車のアシスト比率は、人力に対して最大2倍までと定められています。具体的には、時速10kmまでは最大2倍のアシストが可能で、時速10kmを超えるとアシスト力が徐々に減少し、時速24kmでアシストが停止します。時速24km←この基準を超えるアシスト力を持つ自転車は、原動機付自転車とみなされ、公道走行にはナンバープレートや免許が必要になります。
また、2024年11月から施行される新たな道路交通法改正により、自転車の「ながらスマホ」や酒気帯び運転などに対する罰則が強化されました。詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
その他、ヘルメットの着用について
2024年11月から、電動アシスト自転車の利用者に対してヘルメットの着用が努力義務となりました。安全のためにも、ヘルメットの着用を推奨します。ヘルメットを選ぶ際は、安全基準を満たしていることを示す「SGマーク」や「CEマーク」が付いているものを選びましょう。
電動アシスト自転車が公道走行可能かどうか|購入前のチェックリスト

電動アシスト自転車を購入する前に、公道走行が可能かどうかを確認することが重要です。特に、型式認定やアシスト比率、モーター出力などのポイントをチェックすることで、購入後のトラブルを防ぐことができます。以下のチェックリストを参考に、購入前の確認を行いましょう。
購入前のチェックリスト
チェック項目 | 内容 | 確認方法 |
---|---|---|
型式認定の有無 | 国家公安委員会の型式認定を受けているか | TSマーク(型式認定)を確認 |
アシスト比率 | 10km/h未満で最大1:2、24km/h以上でアシスト停止 | 製品仕様書や販売店に確認 |
スロットルの有無 | ペダルをこがずに走行できる機能がないか | 車体を確認し、販売店に質問 |
速度制限 | 24km/h以上でアシストが停止するか | 製品仕様書や販売店に確認 |
BAAマークの有無 | 自転車協会の安全基準を満たしているか | 車体にBAAマークがあるか確認 |
バッテリー容量と走行距離 | 一回の充電での走行可能距離 | 製品仕様書や販売店に確認 |
保証内容 | 保証期間や範囲 | 保証書や販売店に確認 |
🔍 特に重点的に確認すべきポイント
スロットルの有無: スロットルが付いている場合、原動機付自転車として扱われ、公道走行には免許やナンバープレートが必要になります。
型式認定の有無: 重複しますが、TSマークがあるかを必ず確認してください。これは、公道走行が可能な電動アシスト自転車であることを示す最も重要な証明です。
アシスト比率と速度制限: アシスト比率が法定基準(10km/h未満で最大1:2、24km/h以上でアシスト停止)を満たしているかを店員またはメーカーに直接確認をとってみてください。
どうしても購入前に公道走行可能か不安な方は必ずチェックしておいてください。あとで後悔しても、「知らなかった」では済まないケースが多いため、前もって確認しておきましょう。
電動アシスト自転車の公道走行可能と不可能の比較
公道で走行可能な電動アシスト自転車と、公道走行不可のフル電動自転車(ペダル付き電動バイク)の違いを明確に理解することは、適切な選択をするために非常に重要です。
特徴項目 | 電動アシスト自転車(公道走行可能) | フル電動自転車(公道走行不可) |
---|---|---|
ペダル操作 | 必須(ペダルを漕ぐ必要あり) | 不要(電動モーターで自走可能) |
モーター出力 | 0.25kW以下 | 0.6kW以上 |
最高速度 | アシスト比率により制限(最大24km/h程度) | 30km/h以上 |
免許の必要性 | 不要 | 必要(原付免許以上) |
ナンバープレート | 不要 | 必要 |
自賠責保険 | 不要 | 必要 |
ヘルメット着用 | 努力義務 | 義務 |
公道走行 | 可能 | 条件付きで可能(法的要件を満たす場合) |
結局、一体何が違うのか?
主な違いは、ペダル操作の有無と法的な扱いにあります。電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぐことでモーターがアシストする仕組みであり、自転車として扱われます。一方、フル電動自転車は、ペダル操作なしでモーターのみで走行可能であり、原動機付自転車として扱われます。
見かけが似通っているモペットなどがよく勘違いされる代表格です。モペットが何か聞いたことがないという方は以下の記事も参考になるでしょう。
これらのポイントを踏まえて、電動自転車を利用するか否かの判断基準としてみてください。
公道走行可能な電動アシスト自転車は日本製が安心!?|おすすめモデルと選び方

公道走行可能なモデルの選び方とおすすめ
電動アシスト自転車を選ぶ際、公道での走行が可能かどうかは非常に重要なポイントです。特に都市部での通勤や移動を考えている方にとって、法律に適合したモデルを選ぶことは、安全性と利便性の両面で欠かせません。
外国製と日本製の電動アシスト自転車:法律面の違いと注意点
電動アシスト自転車を選ぶ際、デザインや性能だけでなく、日本の道路交通法に適合しているかどうかが重要です。特に外国製モデルは、おしゃれでかっこいいモデルが多い反面、日本の基準に適合していない場合があり、公道走行ができないリスクがあります。
比較項目 | 日本製モデル | 外国製モデル |
---|---|---|
法律適合性 | 日本の道路交通法に準拠し、公道走行が可能。 | 日本の基準に適合していない場合があり、公道走行が制限されることがある。 |
アフターサービス | 全国に広がる正規ディーラー網による充実したサポート。 | 日本国内でのサポート体制が不足している場合が多い。 |
部品の入手性 | 高い可用性。正規ディーラーまたはメーカーから容易に入手可能。 | 部品の入手が困難、または時間がかかる場合がある。 |
バッテリーの規制と輸送 | 厳格な安全規制に準拠。国内輸送が容易。 | 輸入時の規制が厳しく、輸送コストが高くなる可能性がある。 |
当社MOVEの電動アシスト自転車は、日本で企画・開発されており、日本の道路交通法に完全に準拠しています。そのため、公道での走行が可能でありながら、外国製モデルのようなおしゃれなデザインを実現しています。また、国内メーカーならではの充実したアフターサービスも提供しており、安心してご利用いただけます。「日本製の電動自転車はどう海外製と違うのか?利点はある?」でそれぞれの違いについて詳細を解説していますので併せて読んでみてください。
以下では、公道走行が可能な電動アシスト自転車の中でも、特におすすめのモデルを紹介します。各モデルの特徴を比較し、自分のライフスタイルや使用目的に合った一台を見つけてください。
公道走行可能なおすすめモデル|電動アシスト自転車「MOVE」における比較
モデル名 | タイヤサイズ | 重量 | 最大走行距離 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
MOVE X | 24×4インチ | 約25kg | 最大80km | 安定感のある走行性能とスタイリッシュなデザイン。都市部での通勤や長距離移動に最適。 |
MOVE XS | 20×4インチ | 約23kg | 最大80km | コンパクトで取り回しが良く、女性や小柄な方にもおすすめ。折りたたみ可能で収納も簡単。 |
MOVE S | 20×1.95インチ | 約19.5kg | 最大80km | 軽量でスリムなデザイン。都市部での短距離移動や通勤に適しています。 |
CAVETⅡ | 20×4インチ | 約23kg | 最大80km | 独自のフレームデザインと高い走行性能を兼ね備えたモデル。個性的なスタイルを求める方に。 |
*他社様のモデルは勝手に紹介できないため、当社モデルのみを掲載しております。
モデル選びのポイント
- 通勤や長距離移動が多い方:安定感と走行性能を重視するなら「MOVE X」がおすすめです。
- コンパクトさと収納性を重視する方:「MOVE XS」は折りたたみ可能で、収納や持ち運びが簡単です。
- 軽量で扱いやすいモデルを求める方:「MOVE S」は軽量でスリムなデザインが特徴です。
- 個性的なデザインを重視する方:「CAVETⅡ」は独自のフレームデザインで、スタイルにこだわる方に最適です。
また公式サイトにて、各モデルの特徴や実際に走っている様子が分かる動画を紹介しております。ぜひご覧ください。
まとめ
電動アシスト自転車を安全に公道で利用するには、道路交通法に適合したモデルを選ぶことが重要です。 特に、アシスト比率や速度制限などの基準を満たしているか確認しましょう。 日本製モデルはこれらの基準に準拠しており、安心して使用できます。 購入前には、型式認定の有無や安全基準を確認し、信頼できる製品を選びましょう。

日本の次世代電動自転車を開発・販売する『MOVE』では日々通勤や趣味で自転車を利用する方・これから検討しようとしている方に向けて役立つ情報をお届けしています。主に「通勤・サイクリング・便利グッズ・運動利用」などニーズに合わせて専門的な知識をもったライターが集まる編集部が執筆しています。ぜひ記事を参考にライドライフをより深く楽しんでください。
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