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2025.09.02
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健康経営に中小企業はどのように取り組めばいいのか?

健康経営に中小企業はどのように取り組めばいいのか?

「健康経営」という言葉は耳にしたことがあっても、「実際に中小企業でどう取り組めばいいのか?」「補助金があると聞くけど対象になるのか?」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。

特に中小企業では、人手も予算も限られているため「続けられるのか」「成果が出るのか」といった疑問が先に立ち、なかなか第一歩を踏み出せないこともあります。

しかし実は、中小企業こそ健康経営に取り組むメリットが大きいのです。社員数が少ないからこそ、施策が社内に浸透しやすく効果を実感しやすい。さらに、国や自治体は中小企業の挑戦を後押しする制度や補助金を数多く用意しています。

本記事では「健康経営に取り組む中小企業」というテーマを軸に、

  • 直面する課題と解決策
  • 制度・補助金の比較
  • コストや投資対効果の考え方
  • 従業員を巻き込む工夫と効果測定の方法
  • 実際に成果を上げた中小企業の事例

までを徹底的に解説します。

中小企業が直面する健康経営の課題と取り組みを支援してくれる制度

電動自転車MOVEと一緒に反射する鏡の前でたたずむ男性

健康経営に関心を持つ経営者が最初に感じるのは、「やってみたいけれど何から始めたらいいのか分からない」という不安です。さらに「補助金があると聞いたが、自社は対象なのか?」という疑問も大きな壁になります。本章では、中小企業が健康経営に挑戦する際の課題を整理し、そのうえで制度や補助金を比較しながら、実際に使える情報をまとめます。

👉 健康経営がうまくいかない理由をさらに深掘りしたい方は、「健康経営における課題・・上手くいかない本当の理由とは?」もご覧ください。

中小企業が健康経営に取り組む際の3大課題

健康経営は聞こえが良い反面、現場に落とし込むと次のような課題に直面します。

  • 専任担当者がいない
    人事や総務が片手間で進めることになり、どうしても継続性が弱くなる。
  • 予算が限られている
    「社員食堂の改善」「フィットネスクラブ契約」など高額なイメージが先行し、始める前から諦めてしまう。
  • 成果が見えにくい
    取り組んでもすぐに数値化されないため「本当に意味があるのか?」と社内から疑問の声が上がりやすい。

こうした課題は珍しいことではありません。だからこそ、国や自治体は中小企業向けに制度や補助金を整備しています。

中小企業が受けられる制度・補助金は?

制度・補助金名対象内容参考リンク
健康経営優良法人認定(中小規模法人部門)従業員数500人以下など健康経営の取組を可視化し、認定を受けることで信用力向上や採用強化に活用可能経済産業省:健康経営優良法人制度
中小企業等事業主助成金(職場環境改善計画)常時雇用50人未満の企業健康診断受診率向上や職場環境改善にかかる費用を助成厚生労働省:助成金一覧
地方自治体の独自支援(例:東京都「健康推進支援事業」)都道府県・市区町村の中小企業健康づくりセミナーやストレスチェック支援、最大数十万円の補助金東京都福祉保健局

健康経営優良法人認定(中小規模法人部門)

対象企業:従業員数500人以下の法人や個人事業主など。

支援内容:健康診断受診率、ストレスチェック、働き方改革などの取組が基準を満たせば、経済産業省から「健康経営優良法人」として認定されます。

メリット:認定マークを名刺や求人票に使用でき、採用力や信用力が高まる。銀行や自治体から融資や入札時に優遇されるケースもあり。

注意点:毎年更新審査があり、継続的な取り組みが必要。書類作成の手間がかかるため、事前準備が重要です。

中小企業等事業主助成金(職場環境改善計画)

対象企業:常時雇用する労働者が50人未満で、労働保険に加入している事業主。

支援内容:従業員の健康診断受診率向上や、職場環境改善に要した費用の一部を助成。

メリット:社員の健康管理費用(健診費用・作業環境改善設備の購入など)が補助されるので、初期費用を抑えられる。

注意点:助成を受けるには事前に計画を提出して認定される必要があり、「計画→実施→報告」という流れを踏むことが必須。

地方自治体の独自支援(例:東京都「健康推進支援事業」)

対象企業:各自治体に所在する中小企業。東京都の場合は都内に事業所を持つ企業が対象。

支援内容:ストレスチェックや健康セミナー開催、禁煙サポートなど、自治体ごとに異なるプログラムを用意。補助金として最大数十万円が支給されるケースもある。

メリット:地域密着型の支援で、企業規模や業種に合った取り組みができる。外部専門家を紹介してもらえる場合もあり。

注意点:自治体によって内容・金額・募集期間が異なるため、必ず公式サイトで最新情報を確認する必要があります。

中小企業が健康経営を行うメリット

健康経営は「従業員の健康のため」だけではありません。経営視点で見ると、以下のような効果があります。

  • 生産性の向上
    社員が元気に働ける状態を維持することは、欠勤率の減少や業務効率アップにつながります。これは売上に直結する要素です。
  • 採用力の強化
    「健康経営優良法人」として認定されると、就職活動中の若手から「社員を大切にしている会社」という印象を与えられ、応募数や定着率が高まります。
  • 信用力の向上
    金融機関や取引先から「健全な経営姿勢」と見なされ、融資や取引拡大につながるケースも増えています。

取り組みやすい3つの事例とコスト目安

中小企業が最初に健康経営へ踏み出すなら、次の3つが実践しやすく、かつ効果を実感しやすい取り組みです。加えて、実際にどのくらいのコストがかかるのかを表にまとめました。

1. 健康診断受診率100%の徹底

従業員全員が毎年必ず受ける体制を整えるだけで、病気の早期発見が可能になります。
→ 法定健診費用は会社負担が基本ですが、助成金の対象になることもあります。

2. 歩数イベントの開催

部署ごとに歩数を競うだけでも、コミュニケーションが活性化し、自然に運動習慣が身につきます。

3. 外部メンタル相談窓口の設置

低コストで利用できる外部サービスを導入することで、心の不調を早期にケアできます。

コスト目安

施策月額目安効果
歩数イベント(アプリ使用)¥0〜¥500/人運動習慣の定着、社員同士の交流活性化
ストレスチェック委託¥1,000〜¥2,000/人メンタル不調の早期発見、働きやすさ向上
メンタル相談窓口導入¥10,000〜/月離職率低下、社員満足度向上

参考になったでしょうか?

👉 その他の施策は「健康経営のおすすめ施策13選|”続けられる”取り組みは?」で紹介しています。

中小企業が健康経営に取り組むのは本当にコストがかかるのか?

電動自転車をビル前の川沿いに置いている

「やっても結局はお金や時間の無駄になるのでは?」という疑問は、経営者にとって非常に現実的な悩みです。特に中小企業では、1円単位でコストを管理していることも珍しくありません。

ここでは「健康経営は高い」という誤解を解き、実際のコスト感と投資対効果の考え方を具体的にお伝えします。

無料または低コストで始められる取り組み例

「健康経営=高額」というイメージを持つ方は多いですが、実際にはお金をほとんどかけずにスタートできる施策がいくつもあります。

無料または低コストで始められる取り組み例

  • デスクワーク合間のストレッチ
    YouTubeやオンライン動画を活用すれば完全に無料で始められます。休憩時間に1〜2分伸びをするだけでも肩こりや腰痛予防につながり、医療費削減や生産性向上に直結します。
  • 水分補給ルールの徹底
    ウォーターサーバーの導入は月¥3,000程度で済みます。従業員が適切に水分を取る習慣を持つだけでも集中力が持続し、ミス削減や熱中症予防にも効果的です。
  • 喫煙者向け禁煙プログラム
    自治体の禁煙外来補助や禁煙セミナーを利用すれば無料。禁煙によって体調改善や医療費削減につながり、社内の空気環境改善にも効果があります。

こうした取り組みは「ゼロ円〜数千円」で実現可能で、従業員の健康意識を高める“入口”として非常に有効です。

もし「コストをかけてもいいから健康経営の基盤を作りたい」なら

無料・低コスト施策は始めやすい一方で、継続的に健康経営を文化として根付かせるには、ある程度の投資も視野に入れる価値があります

健康経営の基盤を作るための取り組み例

  • 外部の専門サービスを導入
    例:ストレスチェックやメンタル相談窓口(数万円/月)。専門家が関わることで従業員の安心感が増し、早期離職の防止に役立ちます。
  • 健康経営優良法人認定を目指す
    認定取得にはデータ提出や体制整備が必要ですが、採用力や取引先からの信頼が大幅に向上します。「健康に投資している会社」というブランドを築けるのは大きな武器です。
  • オフィス環境改善
    照明や空調、レイアウトを見直すだけでも集中力やモチベーションは向上します。費用はかかりますが、毎日の快適さが従業員の満足度に直結します。

つまり「無料から始めるか」「基盤整備に投資するか」は会社の方針次第ですが、どちらも確実にリターンを生む手段といえます。

投資対効果をイメージする

ここで初めて「費用に対してどのくらいのリターンが見込めるか」を考えてみましょう。健康経営に取り組むことで、様々な効果が期待できます。

欠勤率1%改善 → 従業員50人で年間約¥1,800,000の損失防止
医療費削減 → 年間¥50,000/人 ×10人で¥500,000の効果
採用定着率向上 → 採用コスト1人¥500,000の削減

このように、小さな投資が大きな成果に変わるのが健康経営の本質です。

中小企業で健康経営に取り組むには従業員を巻き込む工夫と効果測定が必要

電動自転車を脇に置いてPCをつついている眼鏡な男性を後ろから映す

「取り組みを始めても従業員がやる気を出さなかったら意味がない」――この不安は当然です。しかし工夫次第で「やらされ感」を防ぎ、社員が主体的に参加する仕組みを作ることは可能です。

ここでは、参加率を高める工夫と効果を見える化する方法を解説し、実際の中小企業の成功事例をご紹介します。

参加率を高める仕組み

健康経営の施策は「導入して終わり」ではなく、従業員がどれだけ自発的に関わるかで成果が大きく変わります。参加率を上げるには、仕組みそのものに「楽しさ」や「達成感」を組み込むことが重要です。

  • インセンティブ制度
    例:歩数イベントで月間1位の部署には昼食補助券を支給。1人あたり¥500程度のコストでも参加率は平均40%→70%に上がった事例があります。
  • 社内ランキングの活用
    部署別・個人別の歩数や参加率を社内掲示板に公開。匿名ではなく名前を出すことで、競争意識が高まり平均歩数が1.5倍に増えた例も報告されています。
  • 選択制プログラム
    「ウォーキング」「オンラインヨガ」「eバイク通勤」など複数メニューから自由に選択可能にすると、参加者数が従来比で20〜30%増加。全員一律ではなく、ライフスタイルに合う選択肢があることが継続のカギです。

数値目安:中小企業で健康イベントを導入した場合、平均的な参加率は30〜40%程度。インセンティブやランキングを導入することで60〜70%まで引き上げられるケースが多く見られます。

効果を見える化する指標

取り組みの成果を「感覚」ではなく「数値」で確認できるようにすると、経営層や従業員双方に納得感が生まれます。代表的な指標は次のとおりです。

効果を見える化すべき指標

  • 欠勤率
    健康経営を導入する前後で「月平均欠勤日数」を比較。例えば社員50人規模の企業で欠勤率を1%改善すると、年間で約¥1,800,000の損失削減につながります。
  • 残業時間
    ストレスケアや運動習慣が定着した結果、月間残業時間が平均10%減少した事例があります。労務コストだけでなく社員の疲労軽減にも直結。
  • 離職率
    メンタル相談窓口を導入した企業では、離職率が前年比30%改善。採用コスト1人あたり¥500,000を考えると、1人の定着だけでも大きな投資対効果です。
  • エンゲージメント調査
    「職場に満足している」「長く働きたい」と答える社員の割合を定点観測。取り組み前は50%程度だった満足度が、施策導入後に70%へ上がるケースも少なくありません。

数値化できる指標を組み合わせて効果を可視化することで、次の改善サイクルへスムーズにつなげられます。

成功事例

株式会社ワークポート(IT人材紹介)

  • 課題
    デスクワーク中心のため運動不足が目立ち、さらに部署間の交流が乏しいことが課題でした。社員同士のコミュニケーションが不足することで、職場の一体感にも影響が出ていました。
  • 取り組み
    社員全員が気軽に参加できる「歩数イベント」を導入。日常の通勤や外出で歩いた歩数を可視化し、社内ランキング形式で競い合える仕組みにしました。
  • 効果
    運動不足の解消に加え、自然と社員同士の会話が増え、部署を越えた交流が活発化しました。健康面だけでなく、職場の雰囲気改善にもつながっています。

有限会社青木製作所(製造業)

  • 課題
    精神的な不調による離職が続いており、人材定着率の低さが大きな経営課題でした。従業員が安心して働ける環境づくりが急務でした。
  • 取り組み
    定期的なストレスチェックを実施し、その結果をもとに外部の専門相談窓口を設置。従業員が気軽に相談できる体制を整備しました。
  • 効果
    離職率が前年比で約30%改善。人材定着率が向上し、結果として採用・教育コストの削減にも寄与しました。

株式会社サンエー印刷(印刷業)

  • 課題
    業務が忙しく、社員の欠勤や体調不良が目立っていました。また、社内の交流が少なく、チームワークの低下も課題でした。
  • 取り組み
    歩数を記録する「ウォーキングイベント」を社内で導入。日常的に歩く習慣をつけるだけでなく、イベントを通じて社員同士が声を掛け合うきっかけを増やしました。
  • 効果
    欠勤率が減少し、体調管理の意識が高まりました。また、歩数を競う中でコミュニケーションが自然に生まれ、社内の一体感が強まりました。

4.まとめ

本記事では、中小企業の健康経営について課題・制度比較・コスト感・効果測定・成功事例までを紹介しました。

  • 小さな施策から始めても十分成果が出る
  • 制度や補助金を活用すれば費用の不安は大きく減る
  • 効果を数字で可視化すれば社内の納得感も得られる

健康経営は「余裕のある大企業」だけのものではありません。中小企業だからこそ、小さな一歩を積み重ねることで大きな成果を実感できます。今こそ、自社に合った取り組みを始めるタイミングです。

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